《テーマ:いのち・生きる》

 

ねこはしる(作 工藤直子・画 保手浜孝)

内気な猫と池に住む小さい魚の友情を通して、生と死・いのちのつながりについて問いかける。工藤直子初めての紙芝居作品。

 

いなむらの火(脚本 川崎大治・画 福田庄助)(脚本 川崎大治・画 降矢洋子) 庄屋浜口儀兵衛は、津波が来ることを村人たちに知らせるため、刈り取ったばかりの稲村に火をつけた。世界で演じられている作品。

 

花咲き山(原作 斉藤隆介・脚色 水谷章三・画 梅田俊作)

やさしいことをひとつするたびに花が咲く花さき山。純粋な気持ちにさせてくれる作品。

 

青の洞門(脚本 堀尾青史・画 小谷野半二)

大分県の山国川沿いの難所を21年かけて洞門を掘った禅海和尚の話。洞門は今も残る。

 

モンゴルの白い馬(脚色 唯野元弘・画 降矢洋子)

モンゴルの民話をもとにした作品。少年と馬とのこころの交流を切なく描く。

 

くもの糸(脚本・画 諸橋精光)

原作 芥川龍之介。小説で有名な名作を、諸橋精光の力強い画で描いた作品。

 

なめとこ山のくま(脚本・画 諸橋精光)

原作 宮沢賢治。熊撃ちの名人小十郎は、熊を殺すことに矛盾と葛藤を覚えていた。前後編の重厚な作品。

 

いのちをいただく(文 内田美智子・画 魚戸おさむ)

屠殺の仕事を通して、人は「いのち」をいただいて生きていること、だからこそ自分の命を粗末にしてはいけないことを考える 。

 

おおきな木(シェル・シルヴァスタイン・文 ほんだきんいちろう)

一本のリンゴの木と一人の少年の関わりの中で、「愛」とは何か問いかける。

 (著作権了承済み)

走れメロス(原作 太宰治・画 宮本忠夫)

誰もが知っている太宰の作品だが、紙芝居は、観客もメロスとともに三日間を駆け抜けることができる。

 

おかあさんのはなし(脚本 稲庭桂子・画 いわさきちひろ)

原作アンデルセン。ひとりの母親が、我が子を取り戻すために死神を追いかける。「幸せでも不幸せでも生きていることはいいこと、生きてほしい」と母は訴える。

 

くじらのしま(脚本 堀尾青史・画 穂積肇)

新美南吉原作。クジラ漁が盛んな貧しい島の話。五山賞受賞作品。

 

杜子春(脚本 堀尾青史・画 小谷野半二)

芥川龍之介原作。半身が馬の姿になった両親が鬼に打たれるのを見て、思わず「おかあさん」と声を出してしまうラストは画によって一層胸に迫る。

 

五色のしか(脚本・画 鈴木徹)

宇治拾遺物語より。人間を助けた鹿と、鹿との約束を破った人間の話。

 

ぬすびととこひつじ(脚本 知世まゆ子・画 藤田勝治)

新美南吉原作。空腹から子羊を殺そうとした盗人が、やがて子羊に愛情を感じ、自らの心も変化していく話。心の変化が画でも如実に表されている。

 

ごんぎつね(脚本 画:諸橋精光)

新美南吉原作。諸橋精光の画が、兵十とごんの気持ちを際立たせる。

 

池にうかんだびわ(脚本 川崎大治・画 小谷野半二)

盲目の坊主が、自らの命を捨てて村人たちを救った話。

 

けんじゅうこうえんりん(脚本 水谷章三・画 藤田勝治)

宮沢賢治原作。生活の中の人間の営みを、ほとばしるような愛情と感性で描き、生きる励ましをもらえる。

 

ねこのおかあさん(作・画 渡辺享子)

ニューヨークであった実話。火事の中から大やけどを負いながら子猫を助け出した母猫の話。

 

はしれバルトー(作・画 渡辺享子)

ジフテリアのワクチンを届けるため、アラスカを走りぬいた犬ぞりの話。実話。

 

オオムラサキのおかあさん(作・画 渡辺享子)

オオムラサキのむっくん          

国蝶オオムラサキが、無事に卵を産み付け一生を終えるまでと、いのちのバトンを受け取ったむっくんの成長。

 

うみにしずんだおに(脚本 松谷みよ子・画 二俣英五郎)

四国の久礼の港に伝わる、海にしずんで岩になり人間を助けた親子の鬼の話の民話。

 

はしれ車いすの犬はなこ(文 坂井ひろ子・画 岡本美子)

交通事故に遭って動けなくなった犬のため、犬用の車いすをつくってやったという実話。

 

ななつのほし(脚本 堀尾青史・画 小谷野半二)

トルストイ原作。女の子のやさしい心が、木のひしゃくを北斗七星に変えるまで。

 

キラキラ(作・画 やなせたかし)

自分と違う姿かたちだからと、差別したり偏見を持ったりしてはいけないということを、やなせたかしの画で描く。

 

ないたあかおに(作 浜田広介・画 野村たかあき)

青鬼のおかげで人間と友達になれた赤鬼が、青鬼の大切さ、本当の友達に気づく。

 

はしの上のオオカミ(脚色 長野ヒデ子・画 ミノオカリョウスケ)

橋を渡る者にいじわるをしていたオオカミは、ある時橋の上で自分より強い熊と出会う。すると熊は予想外の行動をとった。

 

かわうそ(原作 椋鳩十)

猟師に狙われた子どものかわうそを、身を盾にして守った母かわうその話。

 

モチモチの木(脚本 画 諸橋精光)

諸橋精光の画によるモチモチの木が大きなスケールで描かれ、迫力がある作品。